Institute for Advanced Studies on Asia, University of Tokyo
あなたの行った虐殺を、もう一度演じてみませんか?
「あなたがやった虐殺をもう一度演じてみませんか」。 この衝撃的な台詞で始まるドキュメンタリー映画The Act of Killing は、スハルト時代のインドネシアにおける開発や経済成長の裏側で何が起こっていたのかについての、これ以上なく力強い告発になっている。
貧しくても安心して暮らせる世界のほうが、おびえながら富を追求する生活よりも豊かであることを、この映画、いやインドネシアの歴史は教えてくれる。